ヒラギノProNで追加された8つのグリフと文字パレットの挙動
- Mac OS X 10.5 Leopardに付属するヒラギノProNでは、Adobe-Japan1-5の範囲を超えて8つのグリフが追加されている(これら8つのグリフがどこから来たのかについては「Pr6フォントとPr6Nフォントはどこが違うのか」を参照)。
- この追加は、Unicodeの符号位置とCIDの対応の変更を伴う。下図グレー字のグリフが追加分(CIDは漢字の下に示した)。ただしヒラギノでは、これら8つのUnicodeの符号位置に対応するProとProNの実装字形は区別されない。
- ということを前提として、以下、Leopardの文字パレットの挙動について。8つの符号位置のうち、例としてU+FA40について見ていくこととする。U+FA40に直接対応するのは、ProではCID=13369、ProNではCID=21072。
- 今度はフォントをヒラギノProNとしてCID=13369のグリフをクリックし、情報を見ると「CID:13369」としか表示されないが(下図)、ProNではCID=13369のUnicodeマッピングは剥奪されているので、これも正しい。