2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「「邊」や「邉」の仲間たちはUnicodeではどこまで包摂されるのか」の補足。Unicodeで「自」と「白」が包摂されないと見なしうる根拠として、部分字体「自/白」を持つ文字がそれぞれ独立した符号位置に収録されている例を挙げておく(下図)。 この例はsour…
前回のエントリでUnicodeがウカンムリとワカンムリを包摂している例について調べていて気付いたのだが、U+53E0の実装は、けっこう妙な運命を辿っている。まず、U+53E0をヒラギノ明朝とMS明朝で表示してみると、下図のようにウカンムリ/ワカンムリの違いがあ…
「Adobe-Japan1異体字シーケンス登録の公開レビューに突っ込んでみる」の続き。前回のエントリは「とりあえず、1画程度の違いであれば包摂可能と見なす」という方針だったが、今回は「辺」の異体字における「1画程度の違い」について見てみる。あまり自信は…
まず、経緯の大ざっぱな要約。Unicodeには「親字+異体字選択子(Variation Selector)」という文字列によって異体字をプレーン・テキストで表現する仕組みがある(http://www.unicode.org/versions/Unicode5.0.0/ch16.pdf)。そして漢字については、ある集…