2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧
Mac OS X 10.5 Leopardに付属する「ヒラギノ角ゴ StdN」のcmapがUniJISX0213系ではなくUniJIS系になっている気がするのだが、なぜだろう。 下図は違いの例。赤い数字で示したCIDが(「X0213」の付かない)UniJIS系のマッピング。 以下追記。考えてみたら残り…
欧文組版で用いられる一般的なエリプシスは、3つのドットをベースライン上に配したもので、日本語組版で用いられるセンターライン上の三点リーダとは位置が異なる。 しかしJIS X 0208やJIS X 0213は、(1面)1区36点の三点リーダを、U+2026 HORIZONTAL ELLIP…
以前のエントリ(Mailの「ISO-2022-JPもどき」問題はLeopardでどうなったか)で、わたしは以下のように書いた。 「ISO-2022-JPもどき」の解釈において不寛容(不正な文字はU+FFFD REPLACEMENT CHARACTERとして表示する)な仕様は変わっていない。 が、これは…
Mac OS X 10.5 Leopardに付属するヒラギノProNでは、Adobe-Japan1-5の範囲を超えて8つのグリフが追加されている(これら8つのグリフがどこから来たのかについては「Pr6フォントとPr6Nフォントはどこが違うのか」を参照)。 この追加は、Unicodeの符号位置とC…
以前、「カメの書き順とか画数とかをめぐって」で、「龜」を下図の3種類に分類し、ヒラギノ明朝では部分字体「龜」が「龜A」に統一されているのを見た。 ところがヒラギノ角ゴやヒラギノ丸ゴでは、かなり拡大して見ないとわからないほど微妙に「龜C」だった…
前回のエントリにおけるグルーピングでは、「ヒラギノ角ゴStdNの追加における各グリフの位置づけ」と「一般論としてのカテゴリ」がごっちゃになっているきらいがあった。そこで今回は「StdNの追加における位置づけ」に焦点を絞ったグルーピングを試みる。 ま…
Mac OS X 10.5 Leopardに付属するヒラギノ角ゴStdNでは、Adobe-Japan1-3の範囲を超えて144のグリフが追加されている。今回は、このうち漢字140文字について見ていこうと思う。 「N付き」フォントは「JIS X 0213:2004対応」と説明されることが多い。しかし、…
LeopardのMail(Apple Mail 3.0)に些細なバグを発見。チルダやバックスラッシュを含むメール本文を引用して返信したとき、charsetがISO-2022-JPであり、引用部分の前に円記号またはオーバーラインがあり(要するに利用状態をJIS X 0201のラテン文字集合に遷…
TigerのApple Mailが、受信した「ISO-2022-JPもどき」の解釈において不寛容でありながら(これはおそらくAPIレベルの仕様)、不吉な「ISO-2022-JPもどき」を送信する問題については、以前に「Apple MailのISO-2022-JP-90pv(適当に命名)について」で指摘し…