Mail 3.0がエスケープ・シーケンスを入れ忘れる問題

  • LeopardのMail(Apple Mail 3.0)に些細なバグを発見。チルダやバックスラッシュを含むメール本文を引用して返信したとき、charsetがISO-2022-JPであり、引用部分の前に円記号またはオーバーラインがあり(要するに利用状態をJIS X 0201ラテン文字集合に遷移させるエスケープ・シーケンスが出現し)、それ以降引用部分のチルダやバックスラッシュまでの間にASCIIの範囲の文字しか使われていない(要するにそれ以降利用状態が遷移しない)場合、チルダはオーバーラインに、バックスラッシュは円記号に化ける(下図、下のウインドウが上のウインドウに対する返信。で、化けている)。


  • 利用状態をISO/IEC IRV(US-ASCII)に遷移させるエスケープ・シーケンスの入れ忘れ。ただし、念のために書いておけば、JIS X 0201ラテン文字集合とUS-ASCIIの図形文字集合を区別せずに扱う実装も珍しくないなかで、Apple Mailは基本的には(上述の非常に限定された条件以外では)両者をきちんと区別している。