ヒラギノ角ゴStdNの追加における各グリフの位置づけ

  • 前回のエントリにおけるグルーピングでは、「ヒラギノ角ゴStdNの追加における各グリフの位置づけ」と「一般論としてのカテゴリ」がごっちゃになっているきらいがあった。そこで今回は「StdNの追加における位置づけ」に焦点を絞ったグルーピングを試みる。
  • まず、StdNの仕様における最も基本的なテーマは、「JIS04のグリフへのマッピング変更」であると思われる。このために必要となるのが、「JIS04で例示字形を変更された文字のサポート」(下図紫地)、「AJ15の(JIS X 0213の例示グリフ優先の)新マッピングのサポート」(オレンジ地)、および「JIS X 0213グリフの追加サポート」(緑地)である。


  • そして、これに加えてStdNでは、JIS04で追加された文字(上図ピンク地)および人名用漢字(ブルー地)をサポートしている。なお、StdNで追加された140文字の漢字中、人名用漢字はブルー地以外にも存在するが、今回は、JIS04のグリフへのマッピング変更>JIS04追加文字>人名用漢字としてグルーピングした。
  • 下図はやや複雑な例。それぞれ水色地のほうが戸籍法施行規則別表第二の字形に近い。