2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フレームグリッドの設定がテキストフレームでよみがえる

あまり一般的でない条件下でしか顕在化しないバグ(だと思う)なのだけれど、再現手順をメモしておく。作業環境はInDesign CS4(6.0.4)。 フレームグリッドを作成する。現象を把握しやすくするために、適当な文字を入力しておく(下図)。 これを「オブジェ…

汎用電子の「FT」とか「HG」とかって何?

汎用電子の異体字データベース(IVD)登録にともなう公開レビュー(PRI 167)のドラフト(IVS-0322.pdf)を見ていると、「IA0204」といったグリフ名の、先頭の2文字の意味が気になってくる。すぐに見当がつくものもあるのだけれど、いくら考えてもわからない…

IVD登録候補グリフの親字

PRI 167を見ていて気付いたことシリーズ。今回は親字(基底文字)の選択について。 IB2489(グレー地)をU+771F(真)のバリアントとするなら、JTBE25(黄色地)の親字はU+93AD(鎭)ではなくU+93AE(鎮)とするべきではないだろうか。

IVD登録候補グリフと統合漢字の衝突・その2

前回のエントリのコメント欄でKen Lundeさんにご指摘いただいた例と、その後見つけた例を図にしてみた。左側がPRI 167のグリフ。 今回のグリフはいずれもAdobe-Japan1には入っていないので、右側のグリフについては、(まだ規格化されていない)CJK統合漢字…

IVD登録候補グリフと統合漢字の衝突

前回のエントリの続き。PRI 167の確認作業をはじめてすぐに2つひっかかったので、けっこうな数になるかと思ったのだけれど、結局見つけたのは合計3つだった(下図)。(追記。コメント欄も参照) これらはIVD登録から外さなければならないはず。

汎用電子における「乕」の異体字

PRI 167(http://www.unicode.org/ivd/pri/pri167/index.html)チェック中。まだ時間がかかりそうなので、とりあえず気付いた点をメモ。 U+4E55のvariant-2とされているKS001760って、U+200B0じゃないだろうか。 追記。U+51DEのvariant-3とされているJTB546…

汎用電子の「邉」とAdobe-Japan1の「邉」

汎用電子情報交換環境整備プログラムの異体字データベース(IVD)登録にともなう公開レビューがはじまっている。 登録候補のリストを見ると、バリアントがいちばん多いのが「邉(U+9089)」で、15文字。先行してIVDに登録されているAdobe-Japan1における「邉…

新常用漢字表試案が個別デザイン差を導入

新常用漢字表試案が、複雑になっていく。小形さん(もじのなまえ)が「第40回漢字小委員会で、情報機器に配慮した修正案を提示」というエントリで資料を公開しているが、この修正案では新たに「特定の字に適用されるデザイン差」(以下「個別デザイン差」と…

新常用漢字表試案における「次」の変遷

このエントリは最初「複雑化する新常用漢字表試案」というタイトルだったのだが、内容に誤りがあったので削除した。以下、問題のあった部分(第1次試案と第2次試案の違いを見落としていた)に関するメモ*1。 現行の常用漢字表に含まれる文字のなかで、部分字…