フレームグリッドの設定がテキストフレームでよみがえる

  • あまり一般的でない条件下でしか顕在化しないバグ(だと思う)なのだけれど、再現手順をメモしておく。作業環境はInDesign CS4(6.0.4)。
  • フレームグリッドを作成する。現象を把握しやすくするために、適当な文字を入力しておく(下図)。


  • これを「オブジェクト>フレームの種類」でテキストフレームに変更する(A)。現象を把握しやすくするために、テキストのフォントとサイズを変更しておく(下図)。


  • 他のテキストフレームを作成し(B)、段落スタイルパネルメニューで「スタイルとのリンクを切断」して段落スタイルを「なし」にし、適当な文字を入力する。この文字のフォントやサイズはいじらない(下図)。


  • テキストフレームBのテキストをコピーし、テキストフレームAにペーストする。と、フォントやサイズが忘れたはずの(フレームグリッドのときの)設定になってしまう(下図)。


  • 他人の作ったデータを加工する仕事の多いデザイナーが遭遇したトラブル。過去に段落スタイル名の衝突で苦労していたため「スタイルとのリンクを切断」するのが習慣となっていたのだが、そのせいで別の罠に……。