Mac OS Xの★(U+2605 BLACK STAR)はどんな状況で小さくなるのか
- 2ch(http://pc7.2ch.net/test/read.cgi/mac/1160702287/614)で仕入れたネタを、少し発展させてみる。以前のエントリ(Mac OS Xでは欧文フォントで小さく表示されることのある文字)では、「Mac OS Xでは★(U+2605 BLACK STAR)はMshtakanというアルメニア語用のフォントに含まれるため、欧文フォント優先の場面では★が小さくなる(Mshtakanで表示される)」という趣旨のことを書いた。基本はそれで間違っていないと思うが、Finderなどの「Lucida Grande+AquaKana+ヒラギノ角ゴ」環境では、さまざまな例外的な振る舞いが観察される。
- Finder上のファイル名では、★は常にヒラギノで表示されるようだ。
- アプリケーション・ウインドウのタイトルや「ファイルを開く」ダイアログなどでは、日本語フォント(ヒラギノまたはAquaKana)で表示される文字の直後にくる★はヒラギノで表示され、それ以外の★はMshtakanで表示されるようだ。この状態を、仮に「混在A」と呼ぶこととする。
- Safariのアドレス・フィールドも「混在A」。ただし、アドレス・フィールド内のテキストが選択されている状態(またはアドレス・フィールド内でIビーム・カーソルが点滅している状態)では、1回でも日本語フォント(ヒラギノまたはAquaKana)が使用された場合、それ以降に出現する★はすべてヒラギノで表示されるようだ。この状態を、仮に「混在B」と呼ぶこととする。
- SafariのGoogleフィールドに「★と★and★」と入力すると、すべての★がMshtakanで表示される(下図「上」のウインドウ)。これは、一般のアプリケーションにおける欧文優先の場合の振る舞いと同じ。ただし、フィールドの外をクリックすると「混在A」になり(下図「中」のウインドウ)、再びGoogleフィールドをクリック(またはフィールド内のテキストを選択)すると、「混在B」になる(下図「下」のウインドウ)。
- というわけで非常に複雑だが、だから何なんだと言われれば、返す言葉もない。