アプリケーション間のコピー&ペーストで化ける文字
- 昨日のエントリ(Mac OS Xのリッチテキストの扱いに関する問題)では「InDesignでコピーしたテキストをJedit Xにペーストしたときの文字化け」に触れなかったので、今回は件の14文字について、アプリケーション間のコピー&ペーストにおける挙動をやや網羅的に調べてみた。その結果が、下の表。
- 表のタテがテキストをコピーした側、ヨコがペーストされる側のアプリケーション(とモード)。文字が化けることなくペーストできた場合、空欄とした。A、B、Cは異なる化け方のパターンを示す。
- 下図の4つのブロックのうち、いちばん上がオリジナルの(コピー元の)テキスト。A、B、Cでは、(見た目だけではわからないものもあるので)化けている文字を赤色で示した。
- Aパターンが、昨日のエントリで言及したもの。「Mac側」の7文字が「Win側」の7文字に化ける。昨日はリッチテキストのみに見られる現象として扱ったが、Mailは標準テキスト・モードでもリッチテキスト・モードと同じように振る舞う。
- Bパターンは、InDesignにテキストをペーストしたときに見られるもの。U+2225 PARALLEL TO→U+2016 DOUBLE VERTICAL LINEの化け方のみが、他と逆方向になっている。
- Cパターンは、InDesignでコピーしたテキストを他のアプリケーションにペーストしたときに見られるもの。Bパターンと同様、U+2225 PARALLEL TOのみが例外的ではあるが、Bパターンの逆というわけでもなく、微妙に非対称なのがややこしい。