Mac OS Xのリッチテキストの扱いに関する問題

  • works014さんの「テキストのコピー&ペーストと配置」を追試してみた。InDesignとエディタでテキスト・データのやり取りをする際、その方法の違いによって一部の文字の符号が変わってくるというもの。
  • わたしの環境(Mac OS X 10.5.2)では、エディタの設定が標準テキスト・モードの場合は問題は発生しなかったが、エディタをリッチテキスト・モードにしたところ、ほぼ再現。WindowsMacマッピングの異なる文字が、リッチテキストの受け渡しをする際に化けているかんじ。


  • 上図のうち「Mac側の文字」をリッチテキスト・モードのJedit Xで1行目に入力し、これをコピーして2行目にペーストしたのが下図。ペーストした瞬間に、すべて「Win側の文字」に化ける。同じデータを標準テキスト・モードのウインドウにペーストした場合は化けないので、コピー時ではなくペースト時に変換されているものと思われる。


  • 上図のドキュメントを保存してウインドウを閉じた上で、再び開いたのが下図。保存によっても同じ化け方をすることがわかる。


  • 図に用いたのはJedit Xだが、Mac OS X 10.5純正のテキストエディットでも結果は同じだった。そのようなわけで、Mac OS Xがリッチテキストの受け渡しをする際に用いるシステム・ルーチンに問題がある気がする。