InDesignで字形パネルから入力したグリフの属性

  • InDesign CS2で、たとえばU+73CA「珊」を入力し、字形パレットのダブルクリックでCID+7691(木册)に置換した上でInDesignタグとして書き出すと、<0x73CA>となる。一方、InDesign CS3 5.0.3で同じ操作をすると、<0x73CA>となる。いつからこうなったのだろう? InDesign CS3でも、5.0.0の頃はCS2と同じ動作だったような気がするのだが(うろ覚えなので、違うかもしれない)。
  • InDesign内部における両者の属性の違いを表現する適切な用語が思い浮かばないので、InDesignタグの表現を援用し、以下それぞれを「cGlyphForm属性」「cOTFeatureList属性」と呼ぶこととする。
  • 字形パレット(CS2)または字形パネル(CS3)メニューで「エキスパート字形」などを指定した場合の文字の属性が、「cGlyphForm属性」であり、これは同メニューから他のタグを適用することで上書きされる。これに対して「cOTFeatureList属性」は、同メニューからタグを適用しても、その影響を受けない。
  • どちらが使いやすいかは微妙だが、字形パネルメニューからタグを適用しても影響を受けない(グリフが変化しない)CS3の「cOTFeatureList属性」は、少なくとも直感的ではないと思う。