Mac OS Xでの文字の見え方
- Mac OS Xで文字を表示したとき、Adobeのアプリケーションとそれ以外では、微妙に見え方が違う。下図はApple Mail上で、ある漢字1文字(9ポイントのヒラギノ角ゴW3)を表示した上で画面をキャプチャし、32倍に拡大したもの。ピクセル単位で見るとカラフルだが、文字色は黒である。
- 下図はInDesign上で同じ文字を表示し、同様に処理したもの。描画エンジンの採用しているアンチエイリアシングのロジックが異なることがわかる。
- ところで、上の2つの図の漢字が何か、わかっただろうか。下図は、アンチエイリアシングをオフにした状態のヒラギノProによる、9ポイントのビットマップ情報に基づいた表示。
- フォント名に「N」の付かないヒラギノは、8、9、10、11、12、13ポイントのビットマップ情報を持っている。一方、「N」の付くヒラギノはアンチエイリアス処理なしで用いられることを想定していないフォントであり、ビットマップ情報を持っていない。下図は、アンチエイリアシングをオフにした状態のヒラギノProN。
- 以上の4つの図を原寸に直すと、下図のようになる。