小塚ProのSING拡張がらみの文字化け

  • 再現性にあいまいさはあるが、次のように言えそうだ。SINGで拡張された小塚Pro書体において、グリフXがSING拡張分ではなく(CIDが15443以下)、なおかつグリフXの親字PがSING拡張分であり(CIDが15444以上)、なおかつ親字Pの符号位置が基本多言語面の範囲外(Unicodeスカラ値が5桁)である場合、ドキュメントを保存して閉じた後に再び開くと、グリフXが親字Pに化けることがある。
  • わたしの環境では、字形パネルからダブルクリックで入力して(コピー&ペーストや書体の変更などをせずに)すぐに保存し開き直した場合、前項の条件を満たすものは100%化けた*1
  • 下図は、化ける文字のリスト*2。グレー枠の文字が、赤枠の文字(親字)に化ける。単純に異体字番号が落ちて親字に化けるわけではなく、異体字情報全体が書き換えられている。赤字は、化けた文字の異体字情報を情報パネルで読み取ったもの。

*1:ドキュメントを開いたとき、最初に本来のグリフが見えた後にワンテンポ遅れてぐにゃりと化ける様子は、微笑を誘う。

*2:手動で拾ったので、もれがあるかもしれない。