Apple Mailのテキストエンコーディング
- Mac OS X 10.6 Snow Leopardでは、Apple Mail(Mail.app)のテキストエンコーディングに関する仕様が変更された。下図は、Tiger、Leopard、Snow Leopardの違いをまとめたもの。検証に用いたSnow LeopardのMailはバージョン4.1(1076)。
- TigerおよびLeopardのMailはcharset=CP932のメールを送信することがあったが(図、黄色地)、Snow LeopardではISO-2022-JPの範囲外の文字を含むメールのテキストエンコーディングは、基本的にUTF-8に統一された。この変更は歓迎できる。
- ただし、半角カタカナは例外。Leopardでは半角カタカナは(それ以外の文字がISO-2022-JPの範囲内であれば)全角に変換した上でcharset=ISO-2022-JPで送信する仕様だった。Snow Leopardは半角カタカナを不正なISO-2022-JP(図、ピンク地)で送信する仕様に戻ってしまっている。以下は関連するエントリ。
Apple Mailがcharset=CP932のメールを送信する理由がわからない(Tiger)
Apple Mailにおけるテキストエンコーディングの優先順位(Tiger)
Apple Mailのテキストエンコーディングの細かい話(Tiger)
Mailの「ISO-2022-JPもどき」問題はLeopardでどうなったか(Leopard)