Snow Leopardの文字ビューアはどこが変わったのか

  • Leopard以前の「文字パレット」は、Snow LeopardMac OS X 10.6)では「文字ビューア」になった。でもファイル名は「CharacterPalette.app」。Mac OS Xにおける「パレット」と「ビューア」の定義の違いって何なのだろう。
  • Leopardの文字パレットは一般的なアプリケーションのウインドウと同様、Spacesにおいて単一の操作スペースに表示されるため、操作スペースを切り替えると置き去りにされてしまい不便だった。文字ビューアはすべての操作スペースに(同時に)表示される。
  • 文字ビューアでは「説明とコード」と記された検索フィールドが追加された(括弧内追記。いま自宅のLeopardマシンで確認したら、これ、Snow Leopardの新機能じゃないですね。「説明とコード」というテキストが表示される点は新しくて、そのせいで新機能かと早とちりしました。言い換えれば、このフィールドが存在することに気付かないまま、わたしはLeopardを使い続けていたわけです。そのようなわけで、以下、「Snow Leopardで変わった点」ではないという前提でお読みください)。以下、このフィールドにいろいろ入れてみた結果。
  • 何か1文字を入力すると、その文字を表示する(下図)。


  • 符号位置を入力すると、該当する文字を表示。Shift JIS、BIG-5、MacKorean、GB、UnicodeJIS X 0213などをサポートしている。JIS X 0213の場合、「1-16-1」のように面区点番号をハイフンで区切って入力する(下図)。面番号は省略できない。


  • 簡体字中国語五筆画をサポートしている(下図)。


  • Unicode名の一部を入力すると、該当する文字を表示(下図)。


  • 漢字の日本語読みを入力すると、その読みを含む漢字を表示*1(下図)。訓読みはひらがなで、音読みはカタカナで入力する必要がある。せっかく読みの辞書を持っているのだから、それを検索に利用するだけではなく、漢字の情報として表示するオプションがあってよさそうなものだと思って探したが、見当たらなかった。

*1:1文字だけの読みに対応していないのは、仕様だろうか。