Finderの電話が赤くならない理由

  • Lionでは、ファイル名やフォルダ名にも絵文字が使える。しかし、カラーの絵文字を入力したつもりでも、それがAppleカラー絵文字で表示されるとは限らない。たとえばフォルダ名に文字ビューアの「絵文字」からプッシュ式の赤電話を入力しようとしても、実際に表示されるのはダイヤル式の黒電話だ。これは、Finderの優先順位において、Appleカラー絵文字は欧文フォントや日本語フォントよりも下位に置かれているため、ヒラギノの黒電話に「負けた」ということだ。


  • 下図は、わたしの環境において、文字ビューアの「絵文字」からフォルダ名に入力した文字がカラーにならなかったものの一覧。このリストの内容は、インストールされているフォントによって変わってくる。たとえばイワタのPr6/Pr6Nがインストールされているマシンなら、下図には含まれないサッカーボール(U+268D)もモノクロで(イワタPr6/Pr6Nのグリフで)表示される。


  • 下図は、Finderでは挙動があやしい(消えたり化けたりすることがある)もの。現時点ではファイル名やフォルダ名に使うのは避けたほうがいいと思う。これら「消える文字」については、後日改めて取り上げる予定。