ヒラギノの半角ハイフンと小塚の全角ハイフン

  • 下図は、ハイフンとダッシュヒラギノ丸ゴProで入力し、左からプロポーショナル(pwid)、イタリック(ital)、全角(fwid)、半角(hwid)、三分(twid)、四分(qwid)のタグを適用したもの。ハイフンの半角グリフ(CID=244)のデザインが、他と合っていない。


  • デザインの整合性という観点からすると、たぶん下図のようになっているのが望ましいのではないかと思う。しかし、下図に示した半角グリフは、実際には存在しない。Adobe-Japan1にはハイフンとマイナス記号の(兼用の)半角グリフであるCID=244が存在するが、ハイフンあるいはマイナス記号専用の半角グリフは用意されていないため、ヒラギノのようにハイフンとマイナス記号を区別するデザイン体系では、どこかに無理が生じてしまうのだろう。


  • 下図は、小塚ゴシックPro Hのハイフン。全角グリフ(CID=662)のデザインが、他と合っていない。これはShift-JISの時代からおなじみの四分ハイフン(JIS X 0208の1区30点)なので、デザインを変えるわけにいかず、そのまま取り残されてしまったということだろうか。