「InDesignのグリフ置換とOSのバージョン」についてのAdobeからの回答
- 先日のエントリ(InDesignのグリフ置換の挙動がMac OS Xのバージョンによって変わる)で触れた問題について、Adobeのサポートから回答があったので、まとめ直しておく。
- InDesign CS3/CS4のグリフパネルから漢字のexpt/jp04/jp78/jp83/jp90/nlck/tradグリフをダブルクリックで入力し、これをInDesignタグで書き出した場合、Mac OS X 10.4ではGlyphFormとなり、Mac OS X 10.5/10.6ではOTFeatureListとなる。この現象はAdobeでも確認された。
- Adobeの意図した動作はGlyphFormのほう(Mac OS X 10.4のほう)であり、Mac OS X 10.5/10.6でOTFeatureListとなるのは想定外*1。Windows版では一貫してGlyphFormとなっている。Mac版の将来のバージョンでは、GlyphFormに統一される予定(下図)。
- 動作の違いの原因については、「Mac OS X 10.4と10.5以降のフォント関連の呼び出しルーチンの変更によるものと思われます」とのこと。