Snow LeopardのMailの件名の謎

  • たとえば「あ〜」という件名のメールをMail 4.3(Mac OS X 10.6 Snow Leopard)で送信すると、U+301Cだったはずの「〜」がU+FF5Eに変わって届く件。
  • Mail 4.3は、Windows/Macマッピングに揺れのある文字(下図)が含まれている件名を、UTF-8で送信する。このうちMac式のマッピングで使われる文字(黄色地)を自分宛に送信して受信すると、Windows式のマッピングで使われる文字(白地)に変わっている。テーブル変換の不要なはずのUTF-8で送信していながら符号位置が変わるというのが不気味だ。


  • 送信済みメールボックスに残っているコピーを見ると、件名はISO-2022-JPで符号化されており、実際に送られたメールと一致しない。おそらく、一度Mac式のテーブルでISO-2022-JPに変換してから(この段階のものが、送信済みメールボックスのコピーと同じ)、それを今度はWindows式のテーブルでUTF-8に変換して送っているのだろう。もちろん意図的にこんなことをやる意味はないので、何かの間違いなのだろうけれど。