InDesign CS4/CS5で回転させた線の長さを変える冴えたやりかた
- ねえねえ、さっきはついうっかり言いくるめられちゃったけどさ……。
- はい?
- InDesignで線を回転させたときの挙動ってやっぱりおかしくない?
- そうですか?
- たとえばこう、ヨコ線を引いてさ、反時計回りに90°回転させるとタテになるじゃん。
- なります。
- で、下端を基準点にして長さを半分にすると、ほら、上下に縮まっちゃうよね。
- だから、それはですね、「回転前の位置」を基準に考えないとダメなんです。
- でもさ、この場合、回転後の「下」は、回転前は「左」だよね。
- そうです。
- で、「左」を基準にして長さを半分にすると、ほら、今度は上に縮むんだぜ。
- あれ、逆? 左なら上で右なら下?
- いや、その覚え方は回転方向が時計回りの場合に通用しないな。「線の長さを変えるときの基準点は回転させる前のその点の逆の位置」って覚えておくと、わかりやすくて作業がぐんぐんはかどるぞ!*1
*1:InDesign CS4/CS5で確認。Adobeに問い合わせたところ「InDesignの不具合と思われます」とのこと。CS3は問題なさそう。CS5の場合、別のパグ(InDesign CS5で線の長さを変えると位置がズレる)も介在してくるので、さらに話がややこしくなる。