「Unicodeに入った漢字」と「まだUnicodeにない漢字」

  • Acrobat 9に付属するKozMinPr6-Regular 6.004は、最新のcmap(「CMapのバージョンの違い」を参照)を採用しており、Unicode 5.1で追加された7文字の漢字が、新たにUnicodeの符号位置と対応付けられている(下図)。


  • これら7文字はもともとAdobe-Japan1をソースとしてISO/IEC 10646に提案されたものである。提案時には「この7文字がUnicodeに収録されれば、Adobe-Japan1の漢字はすべてUnicodeのIVS(異体字シーケンス)で表現することができる」と考えられていたのだろう。


  • そのようなわけで、現在は、上の図におけるグレー地の20文字が「Adobe-Japan1にあってUnicodeにない漢字」とされており、「IVSで表現できない漢字」となっている。