Lionのヒラギノはどこが変わったのか

  • テキストエディットでフォントをヒラギノProNにして「厩」と入力し、その後ろに文字ビューアからU+E0100をドラッグ&ドロップしてみると、文字の形が変わるのを確認できると思う。Adobe-Japan1のIVD(2007-12-14)は、フルサポートするにはAdobe-Japan1-6が必要となる。先行してこれをサポートしたした小塚Pr6NやイワタPr6/Pr6Nとは異なり、ヒラギノ(ProNでも、ほぼAdobe-Japan1-5相当)では部分的なサポートとなっている。
  • 今回のバージョンアップにともない、cmapも新しくなった。グリフの総数は変わっていないが、Unicode 6.0をサポートし、CJK統合漢字拡張Dなど、Unicodeの符号位置と直接の対応を持つグリフが増えている。下図は、LionのヒラギノProNでマッピングの追加された文字。ヒラギノStdNの追加分は、このうちU+1F100(CID+8061)のみ。



  • ヒラギノProNが採用している最新のcmap(UniJISX02132004-UTF32の1.009)は、上図の文字以外にU+26BD ⚽ のマッピングを含むが、この(LionのSafariでは絵文字で表示される)サッカーボールはAdobe-Japan1-5の範囲外であるため、LionのヒラギノProNには含まれていない。