AquaKanaに入っている文字

  • Mac OS X 10.5 LeopardまでのAquaKanaには、その名のとおり、仮名や約物しか含まれていなかった。下図は、そのすべて。







  • Mac OS X 10.6 Snow Leopardで、AquaKanaはAdobe-Japan1-5をフルサポートした。ただし、Adobe-Japan1-5のレパートリは、ヒラギノ角ゴW3の字形を流用しているように見える。もともとのAquaKanaのレパートリは、GID的にはAdobe-Japan1-5の後に付け足されたような形で入っている。下図、漢字部分までがAdobe-Japan1-5。


  • OS X 10.7 Lionでは、漢字もAquaKanaオリジナルになった。新デザインの漢字は、GID的には、Adobe-Japan1-5の範囲内の漢字を置き換えた形になっている(下図)。


  • 一方、Lionでも(GID的に)Adobe-Japan1-5の範囲内にある漢字以外のグリフ(たとえば半角カタカナなど)は、以前と変わっていないように(ヒラギノ流用のままのように)見える。ここまでの話をまとめたのが、下図。


  • AquaKanaオリジナルの漢字のデザインについては前回も触れたが、もう少しわかりやすい例を載せておく。下図は、AquaKanaとヒラギノ角ゴW4の比較。縦画の太さはほぼ同じ。横画はAquaKanaのほうが細い。


  • 下図は、AquaKanaとヒラギノ角ゴW3の比較。横画の太さはほぼ同じ。縦画はAquaKanaのほうが太い。というわけで、大ざっぱに言えば、LionのAquaKanaの漢字は、縦画がW4、横画がW3くらいのバランスになっているようだ。


  • 最後に「永」も、せっかく重ねてみたので、載せておく。