2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Apple Mailのテキストエンコーディング

Mac OS X 10.6 Snow Leopardでは、Apple Mail(Mail.app)のテキストエンコーディングに関する仕様が変更された。下図は、Tiger、Leopard、Snow Leopardの違いをまとめたもの。検証に用いたSnow LeopardのMailはバージョン4.1(1076)。 TigerおよびLeopard…

Snow Leopardの文字ビューアはどこが変わったのか

Leopard以前の「文字パレット」は、Snow Leopard(Mac OS X 10.6)では「文字ビューア」になった。でもファイル名は「CharacterPalette.app」。Mac OS Xにおける「パレット」と「ビューア」の定義の違いって何なのだろう。 Leopardの文字パレットは一般的な…

InDesignでIVSが扱いにくい理由

異体字セレクタ(Variation Selector)は、人から渡されたプレーン・テキストの原稿に含まれている可能性がある。 異体字セレクタは、見えない。 異体字セレクタの効果は、フォントに依存する。 親字と異体字セレクタの並び(IVS)は、テキストエディットやJ…

InDesignにおけるJIS04基準フォントのウマヤ化け問題

InDesign CS4で「厩」を入力・選択し、字形パネルをダブルクリックしてCID+13647に置換。フォントは(たとえば)小塚明朝Pr6N。そのウェイトを変更してみる。と、CID+13412に化ける(下図)。 このグリフ化けのおもしろい点は、cmapテーブルもaaltテーブルも…

IVSとaaltタグの競合や重複

InDesign CS4で、IVS(異体字シーケンス)によるグリフ指定とOpenTypeのaaltタグによるグリフ指定が競合あるいは重複した場合の挙動について。 U+7953「祓」を例にすると、IVSとaaltタグは下図のように機能する。 では、これらが競合・重複した場合は、どう…

InDesign CS4におけるIVSとOpenTypeタグのあやしい関係

InDesign CS4はUnicodeのIVS(異体字シーケンス)をサポートしている。IVSは、親字に続けてU+E0100などの特殊な文字(異体字セレクタ)を入力することで、たとえば下図のようにグリフを指定するメカニズムである。 同様のグリフ指定は、もちろんOpenTypeタグ…

Snow LeopardのIVS対応

Apple Storeに立ち寄って買ってきたMac OS X 10.6 Snow Leopardを、仕事用のマシンにちゃらちゃらと上書きインストール。で、mashabowさん(しろもじメモランダム)のエントリ「Snow LeopardはIVSに対応しているらしい」の件について確認してみた。 テキスト…