iPhoneの新幹線は東京駅に止まらない

  • Appleカラー絵文字には、2つの新幹線がある。旧型と新型だ。これをUnicodeのコード表と比べると、対応が逆のように見える。ビジュアル的にもそうだが、文字名にしてもU+1F685が「HIGH-SPEED TRAIN WITH BULLET NOSE」であるのに対して、Appleカラー絵文字で丸鼻(BULLET NOSE)なのはU+1F684のほうだ(下図)。


  • というわけで、Appleカラー絵文字の新幹線について調べてみた。青と白のほうは「0系」と呼ばれる初期型新幹線で間違いないだろうが、シルバーのほうは、日本の新幹線でぴったりくるのがない。おそらくフランスのTGVだと思う。
  • SoftBank絵文字をベースにAppleカラー絵文字を開発する際、デザイナーは「横向きか正面か」に着目し、ケータイ絵文字をUnicodeに収録する際には「型の違い」が弁別の根拠とされた結果、UnicodeAppleカラー絵文字のあいだでねじれが目立つこととなったのだろう(下図)。


  • Appleカラー絵文字における新幹線のデザインについては、「一方を変えるにしても、なぜ0系同士を対応させておかなかったの?」とか「どうしてTGVなの?」といった疑問もあろうかと思うが、そのあたりはわたしにもわからない。