2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Leopard Mailにおける下書きメッセージの表示の問題

LeopardのMailで標準テキストのメッセージを下書きとして保存してから再度開くと、表示に用いられるフォントが変わっていて、リッチテキストになってしまったように見える件について。以下、メッセージのフォーマットは標準テキスト、「標準テキストメッセー…

雪だるまの親子関係

下図は、U+2603 SNOWMAN(CID=8218)を、リュウミン、小塚明朝、ヒラギノ明朝、MS明朝、メイリオで表示したもの。左端はUnicodeの例示字形。 各フォントの雪マークのうち、たぶん最も古くからあるのはリュウミンの白バケツ・二つボタン雪マークで、1990年に…

2008年版のAdobe-Japan1-6で変更された点

今年の2月に出たAdobe-Japan1-6のTechNote(http://www.adobe.com/devnet/font/pdfs/5078.Adobe-Japan1-6.pdf)には、その前のバージョン(2004年版)からの変更点について、以下のように記されている。 The glyphs for CIDs 740, 1879, 8270, 12068, and 13…

キャロン付きグリフをめぐるAdobe-Japan1の混乱

Adobe-Japan1におけるキャロン付きの「d」「L」「l」「t」の件、実はさらにぐしゃぐしゃになっていることに気付いた。下図はAdobe-Japan1のTechNoteにおける例示グリフの変化を示したもの。対応するJIS X 0213、Unicode 2.0、およびUnicode 3.0以降の例示字…

JIS X 0213とキャロン付きの「d」「L」「l」「t」

前回のエントリの続き。Adobe-Japan1-5における「キャロン付きd/L/l/t」グリフのソースは、JIS X 0213である。下図は規格票附属書4の一部。3つの字形が掲載されているが、左のみが「文字」欄、中央と右は(参考であって規定の一部ではない)「字形例」欄。 J…

Adobe-Japan1におけるキャロン付きの「d」「L」「l」「t」

もじもじカフェ(http://www.moji.gr.jp/cafe/themes/013/)の懇親会で狩野さん(http://khdd.net/kanou/)から聞いた話を、若干ふくらませたりしながらメモ。 キャロンまたはハーチェクはv字型の分音記号だが、「d」「L」「l」「t」に付く場合、アポストロ…

InDesign CS3の漢字のメタ文字「~K」を検証する

seuzoさん(名もないテクノ手)の「漢字の表現」に触発されて、InDesign CS3の検索機能の「GREP」タブにおいて漢字を表現するメタ文字「~K」について、動作を検証してみた。 個人的に期待する動作は、CJK統合漢字、CJK統合漢字拡張A、CJK統合漢字拡張B、CJK…

Adobe-Japan1のCJK互換漢字とInDesign CS3

InDesign CS3にCJK互換漢字をペーストしたときのUnicode正規化による文字化けについて、以前のエントリでは例として3文字のみを挙げた。今回は、化ける文字すべてを示してみようと思う。また、このうち人名用漢字が化ける例がどれだけあるかを、併せて見てみ…

FILL InDesignを使ってみた

丸山さん(http://tama-san.com/)のFILL InDesign 0.9.6(http://tama-san.com/download.html)を使ってみた。とりあえず、InDesignの正規化がらみの「テキストペースト」機能に限定してリポート。 FILL InDesignの「テキストペースト」機能をオンにした状…

InDesignに標準テキストをペーストしたときの挙動と謎の整理

InDesign CS、CS2、CS3に標準テキストをペーストしたときの振る舞いについて、簡単にまとめてみた。 下図の左端の列が、オリジナルのテキスト。これを標準テキスト・モードのJedit Xでコピーし、InDesign CS、CS2、CS3にペーストした結果が2列目以降。ペース…