InDesignでテキストをペーストしたときの属性の引き継がれ方

  • 細かい話だけれど、先日のエントリ(InDesign CS4で異体字のあとにテキストをペーストしたときの文字化け)に関連して気になった点があるのでメモ。たとえば下図の例では、「木」は、上書きされた「本」ではなく、直前の文字(CID+8422)の属性(aalt 3)を受け継いで化けている。文字化けの問題以前に、プレーン・テキストをペーストしたときの属性の引き継がれ方がおかしい。


  • 下図は「あ」を赤、「い」を黒、「う」を青とした「あいう」を3組用意し、1行目は「あ」、2行目は「い」、3行目は「う」にプレーン・テキストの「貼」を上書きペーストした結果を示す。「あ」と「う」の文字色は上書きした「貼」に受け継がれているが、「い」の文字色は継承されず直前の「あ」の文字色で置き換えられている。


  • InDesign CS4では、デフォルトの属性(上の例では文字色:黒)の文字にプレーン・テキストを上書きペーストした場合、直前の文字の属性を受け継ぐようだ。文字色だけでなく、文字のサイズ、垂直比率、水平比率などでも同様。